博多織りオーダーメイドウェディングドレス&カクテル・ゲストドレスgrace–lilyと
先日、お母様&お嬢様でご来店いただいているY様から・・「美輪さん(私達のお店の名前はmodemiwa~モード美輪です)のお仕事が物凄くわかる漫画本があるの知ってます?」とお電話があり~そしてその漫画本大河原遁(オオカワラ トン)作の「王様の仕立て屋」に出会いました。
イタリアのナポリの下町で仕立て屋を営む日本人 織部悠(オリベ ユウ)の物語。ナポリ中の究め職人から「ミケランジェロ」と賞賛された偏屈な仕立て屋マリオ・サントリヨが唯一認めた弟子織部悠が、悩みを抱えた様々なお客様に一着仕立てる事で、その悩みを解決に向かわせるというストーリー・・・27巻のほとんどが完売だそうです。
Y様は、この「王様の仕立て屋」の6巻を貸して下さったのですが~読んで楽しい!嬉しい!・・・・「あ~こんな漫画本が売れてるなんて・・・まだまだ捨てたモンじゃない!頑張らないと!」と、勇気(?)付けられた!
消費税が上がるだろうこの時代・・・たぶん贅沢品となってしまう オーダーメイドの服作り・・・だけどこの本を読んでくれるような人がいるならまだ技術は残るかもしれない・・・・。
常々、贅沢品といわれる物にこそ文化が見えるのに・・・伝統が見えるのに・・・と、思っています。 だから、贅沢品が美術館のガラス越しにしか見れないのでは「骨董品の美」にしかならないのではないかと寂しく思っていました。
だとしたら・・・人生の晴れ着にしたら残せるかもしれない・・・だから縫製が難しくても博多織でウェディングドレスを考えました。熟練の技術を持って伝統の博多織で美しいシルエットのドレス・美しいバランスのドレスを・そして美しい仕立てで・・・・と。 イタリアやスイスの伝統の生地の会社が今年も数社なくなるそうです・・・日本でも美しい生地を作ってくれていた工場が閉鎖になりました。 寂しいし、悲しい。
人は 原始人のとき、初めて寒さや暑さをしのぐ為に創った服は人間の考え・・・・風俗・習慣・しきたり・機能・美・・etc文化や伝統が沢山つまっていると思います。「生きるために伝えたい事」・・・。
今日は・・・いつものブログと違って「王様の仕立て屋」風(?)になってしまいました(^-^)
なんと、今月(2011.12月.11日)ジャンプで再連載になるそうです!・・・捨てたモンじゃない!・・・です。
最近 お客様からよく「NHKのカーネーション」のみたいですよね!と、言われます・・・「あんな時代もあったよね~」風に・・・でも・・・まだやってますよ!今の時代で今風に!