Aラインのドレスで生地の美しさ、ラインの美しさを前面に出した忘れられない一着です。
おしゃれなレストランウェディングを計画されていらっしゃったので、その空間とシチュエーションとのバランスを考え、シンプルモダンを意識しながらデザインしました。博多織の織柄は「博多ゆり」。子どもの頃から大好きだったと話してくれたリボンやくるみボタンのすべてを共布でつくりデザインのアクセントに。その頃、花嫁の肌の輝きが本当に美しく、ドレスがよく映えて、とてもチャーミングでした。
何よりご親族の叔母様から「花嫁に、なんてぴったりのドレスを作ってくださって!!ありがとうございます」と嬉しいお言葉をいただきました。シンプルなラインが本当にすてきなぴったりな花嫁でした。ベイシックななかにもほんの少しカジュアル感のある、そんなドレスを考えていましたが、ゆりの美しさを表現した凹凸のある生地の適度な重みが、いい感じに張りのあるAラインを作ってくれました。基本形の美しさをあらためて実感できたドレスでした。