博多織りウェディングドレス物語（３話）・・・結婚式編

　　博多織ウェディングドレスをてがけ始めての初の結婚式は２００４年の9月でした。
　　新婦様は、最初は着物の白無垢で登場されました・・・とっても日本髪かお似合いでした。
その時はもちろん新郎様も紋付はかまで・・純日本風・・・・・。お式は披露宴会場に近い神社で～それから、披露宴会場のレストランへ・・・そしていよいよお色直しで博多織のドレスに！

その時ウェディングドレスの介添えを手伝ってくださったベテランの介添え人の方が
　「こんな綺麗なドレス！初めてよ！なんだか震えがくる・・・・なんて素晴らしいんでしょ～」
・・・・と、言ってくださいました。（お世辞ではないとおもいますよ・・だって私とおんなじに涙目でしたから・・・）
　それから・・私は花嫁のドレスの裾をもってレストランホールに入場です・・・・。その時のドヨメキ・・・会場が「わーっ」というようなため息のような声と拍手でいっぱいでした・・・。
　とにかく綺麗でした・・・スポットライトがあたると色がまた輝きを増し・・・。
　とっても素敵でした・・・。　　　　　　　　　　　　　　　　　
　いろいろなステージ衣装を創ってきたなかでも、こんな輝きのドレスは初めてでした。
花嫁さんが「お願いしてよかったです・・・」と、披露宴のあとで言っていただいた時はほんとに嬉しかったです・・・。